社会福祉法人 千喜利会は、昭和55年4月に天神山地区の宅地開発に伴い設立され、同年4月に地域の子ども達を育む認可民間保育園として、天神山保育園を開園しました。
岸和田市内では初めて0歳児保育を開始し、地域の発展と共に多くの子ども達を受入れ、一人一人に愛情を持って育み、小学校へ送り出して来ました。平成27年に幼保連携型認定こども園となり、近年は地域の高齢化と共に市内各地区・市外から広く通われる施設へと進歩を続けています。
長い歴史を持つ和太鼓演奏をはじめ、器楽合奏と声楽教室、ヒップホップを主とするキッズダンス、ECC英会話、体操教室、造形教室、絵本の読み聞かせ(お話会)など、専門講師による自主事業に取り組んでいます。
これらは子ども達に詰め込む教育ではなく、子どもたち自ら向上心が芽生えるよう心掛けています。幼少期であっても、子ども達は課題や目標に向かって前向きに進むことや、自身を高めることに喜びを感じます。私たちは子ども達に多くの選択肢を提供し、達成感や多幸感を覚え、得意や興味ある分野を見つけ先に繋げてくれることを願っています。
他方で情緒的な面を育む取り組みも多く、自然に恵まれた環境下でのびのびと過ごすことが出来ます。広い園庭には天然の芝生が敷き詰められ、乳児は匍匐(ほふく)を覚え、夏には青々とした芝の上を子ども達が裸足で駆け回る姿があり、多数の遊具は日々の遊びの土台となっています。
ある卒園児はやがて親となり、ここに我が子を託すことを希望し、あるいはやがて保育教諭となり、ここで子どもたちと未来を育む人もいます。「ここに通わせたい」「ここに通いたい」そう願って頂けるよう、“わたしたちにできること・わたしたちがすべきこと”を常に考えながら皆さんと共に歩む所存です。
社会福祉法人 千喜利会 理事長
天神山こども園 園長
西田武史